1950年代、私は家族に代々伝わってきた植物療法＝ファイトセラピーと、化学者としての知識を融合したハーブエステの開発をスタートしました。
私の住むハンガリーが、物資が自由に手に入らない共産圏だった当時、自然に生えているものや手に入るものから試行錯誤して良いものを作り出さないといけませんでした。
現在、世界中で”オーガニック”が注目されています。
しかし、私自身もCIDESCOを初め、世界中で講演をしている間に気が付いたのですが、”オーガニック”という言葉が独り歩きをしてしまい、美容においての”オーガニック”の意義など、本当に理解しているエステティシャンら美容家はそう多くはいなという事を痛感していました。
私たち美容家が、エステティックや美容全般をもっと深く追及し、”オーガニック”を取りいれた『古くて』『新しい』美容法を、もっと多くの方に広めていける手助けを出来る事を非常にうれしく思っております。
2009年12月
名誉会長 イルチ・モルナー (ILCSI MOLNAR)